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ガン検診と尿管ガン(その25)

がんには、5年生存率という言葉が TVドラマの影響で出回っているようです。この言葉の正確な意味をわかっていない人はおおいのではないでしょうか。この5年生存率という言葉と乳がんについて考えてみましょう。実際の診療の場では、乳がんの場合5年生存率ではなく、問題にするのは10年生存率です。5年生存率とはなんでしょうか。がんの発見から5年後に、生存している人の割合であることは当然です。がんの治療開始から5年後に、生存している人の割合、がんの発見から5年後に、再発せずに生存している人の割合、がんの治療開始から5年後に、再発せずに生存している人の割合といっていいでしょう。

卵巣がんの中で次に多いのは、卵子のもとになる胚細胞から発生するがんです。年齢別にみた卵巣がんの罹患率は40歳代から増加し、50歳代前半でピークを迎えてほぼ横ばいになり、80歳以上でまた増加します。罹患率の年次推移は、1975年以降緩やかな増加傾向にあります。卵巣がんの死亡率は、50歳以降増加して高齢になるほど高くなります。卵巣がんの死亡率の年次推移では1990年代後半まで増加傾向にあり、それ以降は横ばい状態です。卵巣がんの組織型は多様であり、その発生も、単一の機序では説明できません。

今は容易に血液検査ができますので、血液が白くなるまで診断がつかないことはほとんどありません。以前は白血病は死に至る病でしたが、現在では医学の進歩により、治癒が期待できる病気の1つになっています。白血病の分類についてですが、白血病には、いくつかの種類があります。急速に進行する急性白血病と、ゆっくりと経過する慢性白血病、あるいは殖える細胞の種類により、顆粒球などの骨髄球系の細胞を起源とする骨髄性白血病と、リンパ球系の細胞から発生するリンパ性白血病とに分類されます。

しかし、比較的発育が遅い種類のがんでは、5年後ではまだ見つからないこともあるため、5年間再発がなくても油断はできません。腎がん、前立腺がん、甲状腺がん、乳がんがこれに該当します。こういうがんでは5年生存率よりも10年生存率を、そのがんが治る可能性として重視します。5年生存している人が全て再発なしとは限らないのですが、一方、5年間に死んだ人が全部がんとも限らないわけです。ですから有効な早期診断法と治療法が、ともに普及しているがんでは、きちんとガン検診を受けて、早期発見・早期治療を行うことが重要なのです。

 ガン検診と尿管ガン(その25) 

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