この記事は現役医師監修のもと、架空のキャラクターのさつき先生が、がん検診を受けてみようとお考えのあなたにわかりやすくがん検診について解説しています。

 

こんにちは!サクラソウ病院医師の若葉さつきです。

市区町村のがん検診がん検診には市区町村の住民健診に代表される対策型検診と、人間ドックに代表される任意型検診があります。

対策型検診の魅力はなんといっても格安で受けられること!
無料か2000円以内の自己負担額でがん検診が受けられます。

年齢によっては無料クーポンを使って受診できます。
この値段で命が救われるのだったら安いものですよね♪

ここではがん検診(対策型検診)の内容や検診の流れ、検査内容、検査費用などをお話ししていきますね♪

ではっ!
 
 

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市区町村のがん検診(対策型検診)の目的とは?

対策型検診(市区町村の住民健診など)の目的はある集団全体の死亡率を下げるために行われるもので、無料か自己負担が少額で済むのが特徴です。

がん検診の内容・対象年齢・受診間隔は?

厚生労働省が定めるがん検診の部位と検査項目は以下の通りです。

種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診及び胃部エックス線検査 40歳以上 年1回
子宮がん検診 問診、視診、子宮頚部の細胞診及び内診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 問診、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 40歳以上 年1回
乳がん検診 問診、視診、触診及び乳房エックス線検査
(マンモグラフィ)
40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年1回

参照:厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」の一部改正について

胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診は40歳以上の男女を対象とし、受診間隔は年1回です。

乳がん検診は40歳以上の女性を対象とし、受診間隔は2年に1回。
子宮がん検診は20歳以上の女性を対象。受診間隔は2年に1回となっています。

胃がん検診は一部の地域では胃X線検査に代えて内視鏡検査を胃がん検診として実施しています。どちらかの検査をするか選べる自治体もあります。

「胃X線検査」とはバリウムを飲んでX線撮影をします。

「内視鏡検査」とは先端部にライトとCCDがついた管を口から胃の中に入れて胃の内部をテレビ画面に表示し観察します。

胃X線検査、内視鏡検査共に人によっては苦痛に感じるかもしれません。

検査の詳細はこちら >>胃がん検診

肺がん検診の「胸部X線検査」とはレントゲン検査のことです。
ごく短時間で終了します。

肺がん検診の検査項目にある「喀痰細胞診」は※喫煙指数が400以上の方のみとなっています。
喀痰細胞診は毎朝起きたときに3日分の痰を採取し提出するだけの簡単な検査です。

※喫煙指数 一日に吸うタバコの本数喫煙している年数

検査の詳細はこちら >>肺がん検診

大腸がん検診の検査項目にある「便潜血検査」とは、便の中に血液が混じっているかどうかを調べる検査です

検査方法は専用の容器に自分で便を採取して提出するだけ。
便を採取するときに抵抗を感じることはありますが、痛みを感じることはなく自宅でできる簡単な検査です。

検査の詳細はこちら >>大腸がん検診

乳がん検診の検査項目にある乳房X線検査とはマンモグラフィのことをいいます。
マンモグラフィは乳房を2枚の板に挟んで圧迫し、乳房を薄い状態にしてX線撮影をする検査です。
乳房の根元から挟むので多少の痛みは生じますが、痛みの感じ方は人によって違います。我慢できないほどの痛みではありません。

検査の詳細はこちら >>乳がん検診

子宮頸がん検診の検査項目にある細胞診とは、子宮頚部の表面の粘膜を専用の器具でこすって細胞をとる検査法です。

細胞を採るといってもほとんど痛みはありません。1分程度で終わります。
緊張してしまうと体に力が入り痛みを感じやすくなります。

初めて受診する方は検査を受けている間恥ずかしい気持ちになるとは思いますが、相手は医師なのでリラックスして臨みましょう。

検診を予約する時は月経日を避けましょう。
そして検診日の2~3日前から性交渉は控えます。

検査の詳細はこちら >>子宮頸がん検診

検査内容は市区町村によって異なります。お住まいの市区町村の窓口までお問い合わせください。

がん検診の流れ

対策型検診のがん検診の流れは以下の通りです。

対策型検診では市区町村からのがん検診の案内が郵送で届きます。もしくは市区町村のHPや広報誌で情報を集めます。

自治体のがん検診では特定の検診施設や健診車による集団検診と、指定医療機関での個別検診があります。
お住まいの自治体の検診方法を確認しましょう。

がん検診は、一次検診、精密検査、がん確定、治療という流れで進んでいきます。

一次検診では健康な人とがんの疑いのある人を見極めてふるい分けがされます(これをスクリーニングといいます)

一次検診で「異常あり」という診断が下されたら、精密検査を受けてください。
もし、精密検査でがんと診断された場合は、必要に応じて治療へ進むことになります。

「異常なし」の場合、1年後(乳がん・子宮頸がんは2年後)に検診を受けます。
検診後3~4週間後に結果がでます。

がん検診の費用の相場は?

市区町村が実施するがん検診は、無料~2.000円以下で受診できる場合がほとんどです。

国や自治体では多くの人にがん検診を受けてもらうために、一定年齢の人を対象に大腸がん・乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンの配布をしています。

お住まいの市区町村によって配布内容は異なるので、がん検診担当窓口にお問い合わせください。

>>各自治体のがん検診窓口/都道府県

勤務先の健康保険組合のがん検診を利用すれば、健康保険組合から費用が補助されるため、格安な金額で受診できます。

市区町村のがん検診を受けるには?

お住まいの市区町村からがん検診の案内が郵送で届きます。
もしくは市区町村のホームページや広報誌で情報を公開しています。

>>知っておきたいがん検診|「各自治体のがん検診窓口/都道府県別」

市区町村のがん検診の場合、大病院でない限り5つのがん検診が一度にできる医療機関が少ないのがデメリット。
女性の場合、子宮頸がん検診は産婦人科もしくは婦人科で検診を行うため、2か所以上の医療機関で受診することが一般的です。

まとめ


市区町村などの住民健診に代表される「対策型検診」は、がんの死亡率を下げることを目的としているため、有効性が確率されている肺がん、胃がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの5つのがん検診に限られています。費用は無料か少額で済みます。

難点としては、5つの部位以外は検査できない、自治体によっては5つのがん検診が実施される期間にばらつきがあり何度も検診を受けにいかなくてはいけない点が挙げられます。

年度ごとに実施時期や実施医療機関が異なることもあるので、お住まいの自治体にお問い合わせくださいね

参考サイト