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自宅でガン検診(その19)

皮膚ガンとそのガン検診について見てみましょう。 皮膚の異常はじかに目で見える反面、自分で触ってしまう危険性があります。それでも皮膚がんは早期に発見 できる可能性が高いと言えます。強烈な日光を浴び続けたりが皮膚がんを引き起こすことはよく知られています。昔に負ったひどいヤケドやケガのキズ跡、何年も治らないジクジクした皮膚病の一部から皮膚がんができることもあります。一方、ホクロや湿疹だと思っていたら、実はがんだったという例もあります。皮膚にできた病変をごらんになって、変だなと思われたら、突いたり削ったり御自分で手当せずにガン検診を受けましょう。

血液は、酸素を運搬する赤血球、主に細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球、血管の壁に張りついて出血を止める血小板などの血球と、液体である血漿成分から構成されています。普段は赤血球の色で赤く見える血液が、がん化した白血球が異常に殖えて白く見えることから、白血病という名前がつきました。この病気は、1800年代にドイツの有名な病理学者であるVirchow先生がはじめて報告したのですが、当時は十分な検査法や満足のできる治療法はありませんでした。

このように、高齢者のがんの多くは、死因にならないまでも体内に存在しています。これを潜伏がんといいます。さらに高齢者のがんは進行が遅く治りやすいというのは本当でしょうか。私たちは、剖検(解剖検査)で得られる潜伏がんのデータから、放置状態のがんがどのような経過をたどるのでしょうか。乳がんについて、解剖された約1000人の高齢女性の乳房から、乳がんが見つかる率は約6%でした。つまり、乳がん以外の何らかの病気で入院し、亡くなられた高齢女性のなかで、自分の乳がんに気づかなかったケースが17人に1人はあるということになります。

そのため最近では、喉頭がんの早期発見を目的とした音響分析による検診なども試みられています。喉頭がんの診断は、耳鼻咽喉科を受診した時に行われる視診と、生検と呼ばれる病変の一部を採取して行われる組織診断により確定されます。視診は、口腔内に喉頭鏡という小さな鏡を入れて、などの発声をしながら喉頭内を観察し、腫瘍性病変の有無をみますが、咽頭反射が強いなど所見のとりにくい方には、鼻から細いファイバースコープを挿入して観察します。組織診断は施設により多少方法が異なりますが、咽頭、喉頭を局所麻酔剤で麻酔して咽頭反射を抑制した後、太いファイバースコープを用いて細かな部位まで観察し、次いで鉗子により病変の一部を採取します。

 自宅でガン検診(その19) 

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