ガン検診とPET(その4)
どれくらいの割合で人はガン検診をうけるのでしょうか。このたび、新聞社での調査が行われました。その調査の結果として、国が6月に閣議決定したがん対策推進基本計画の数値目標である5年以内にがん検診受診率50%を実現できそうな県が4県に留まっていたということです。そして43都道府県が困難あるいは不明と考えていることを明らかにしたのです。財政難や関心の低さ、特定健診のしわ寄せなどを理由として挙げているのです。調査結果は9月から10月、市町村のガン検診を指導管理する全都道府県を対象に、検診などの現状を尋ねたところ判明したということです。
たとえば、胃ガン検診においては胃部レントゲン撮影、乳ガン検診では、胸部の視触診やマンモグラフィ撮影、子宮ガン検診では子宮頚部細胞診などが行われており、異常が発見された場合は、さらに精密検査が必要になります。先に行っておきましょう。通常にほんでは、ガン検診、健康診断においては病気を治癒する目的の医療ではありませんから、健康保険なとの適用はありません。しかしながら、もしここで、ガン検診でがんがみつかってしまったらその後はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
そしてさらには、ガン検診受診者の心理的影響をもたらす点です。精密検査が必要ということで不安を感じることもあるのではないでしょうか。最後に、ガン検査に伴う偶発症の問題です。たとえば、胃内視鏡検査では出血や穿孔などの可能性があり、極めて稀ですが死亡に至ることもあります。検診の不利益としてよく取り上げられる問題に、放射線被曝があります。検診による放射線被曝は、機器の開発・改善により、その影響は最小限に抑えられるようになりました。検診の放射線被曝によるがんの誘発や遺伝的影響は極めて低いと考えられますが、全く何も起こりえないと断定はできません。
穿刺吸引細胞診により、80〜90%の場合ではがんかどうかの診断が確定します。さらに多くの情報を得るために太い針を刺してしこりの一部の組織を採取することもあります。触診では明らかなしこりを触れず、画像検査だけで異常が指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な針生検を行うこともあります。 最後に遠隔転移の検査です。乳がんが転移しやすい遠隔臓器として肺、肝臓、骨、リンパ節などがあります。遠隔転移があるかどうかの診断のためには、胸部レントゲン撮影、肝臓のCTや超音波検査、骨のアイソトープ検査などが行われます。このようにして婦人科のガン検診は行われるのです。
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