ガン検診と膣ガン(その4)
がん予防・検診研究センターにおけるガン検診の役割について考えてみましょう。これまでも新しい診断や治療法の開発、がん検診、禁煙対策など、様々ながん対策が取り組まれてきました。しかし現在、わが国のがんによる死亡は年間30万人に達し、高齢化に伴い、さらなる増加が危惧され、その対策が急務となっています。がんセンターでは、新たなガン検診の方法の開発とがんを含めた生活習慣病の予防対策に取り組むために、がん予防・検診研究センターを開設しています。ガンセンターは各地にあるといっていいでしょう。その管轄は各センターによって違っているはずです。
血液は、酸素を運搬する赤血球、主に細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球、血管の壁に張りついて出血を止める血小板などの血球と、液体である血漿成分から構成されています。普段は赤血球の色で赤く見える血液が、がん化した白血球が異常に殖えて白く見えることから、白血病という名前がつきました。この病気は、1800年代にドイツの有名な病理学者であるVirchow先生がはじめて報告したのですが、当時は十分な検査法や満足のできる治療法はありませんでした。
腹膜播種が進むと腹水がたまってきます。横隔膜からさらに胸腔内にがんが拡がると胸水がたまってきます。リンパ節転移もよくおこります。これは後腹膜といって腹部大動脈の周りや骨盤内のリンパ節がはれ、次第に胸部や首のリンパ節にも拡がっていきます。 転移のない卵巣がんは手術だけで治りますが、転移した状態ではじめて治療を受ける場合は、手術だけですべてのがんをとり除くことはできません。残された腫瘍に対しては、手術後に抗がん剤による治療が行われます。
腎盂尿管鏡は、最近、軟性で細い器具が開発されました。 CTは、がんの浸潤程度、転移の有無などを検索するのに有用です。尿細胞診では、尿中にはがれおちてきた細胞を色素で染めてがん細胞の有無を調べる方法です。がんの悪性度が高くなるほど陽性率が高くなりますが、逆に悪性度の低いがんでは陽性とならないことも少なくありません。腫瘍マーカーでは、腎盂尿管がんにおいては、前立腺がんにおけるPSAのような早期発見に有用な血中腫瘍マーカーは今のところありません。したがって、早期発見のためには、定期的に尿検査を行い、血尿などの異常を指摘されたら泌尿器科専門医の診察を受けることが重要です。
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