ガン検診と胃ガン(その17)
胃がんのガン検診です。胃のガン検診方法として一般的なものは、胃X線検査、胃内視鏡検査、ペプシノゲン検査、ヘリコバクターピロリ抗体検査があります。この中で胃がん検診の方法として、効果があると判定されている検査は、胃X線検査です。胃がん検診として、胃内視鏡検査、ペプシノゲン検査、ヘリコバクターピロリ抗体検査は効果不明と判定されています。男女ともに、40歳以上は年に1回、胃のガン検診を受けたほうがいいでしょう。胃X線検査は、バリウムと発泡剤を飲み、胃の中の粘膜を観察する検査です。胃がんを見つけることが目的ですが、良性の病気である潰瘍やポリープも発見されます。
脳腫瘍は全体として悪性のものが多く、その細胞の形や性質により細かく分類されています。治療法、完治の可能性や予後は、この脳腫瘍の種類と全身状態によりほぼ決められます。原発性脳腫瘍の中で最も多いのが、神経膠細胞から発生する神経膠腫と呼ばれるもので、全体の約28%を占めます。神経膠細胞とは、神経細胞と神経細胞の間や、神経細胞と血管との間にあり、栄養や酸素を神経細胞に供給する役割をもっています。神経膠腫のうち、最も発生頻度の高いものは星細胞腫です。
成人では大脳半球に多く、小児では小脳に発生しやすいものです。小児の星細胞腫の中には、手術で治癒するものがあります。成人発生の星細胞腫には、比較的良性の星細胞腫と悪性の悪性星細胞腫とがあります。星細胞腫は比較的良性の腫瘍ですが、悪性化をおこすことがあるため注意を要する腫瘍です。膠芽腫は、神経膠腫全体の約1/3を占め、神経膠腫の中でも最も悪性度が高く、45〜65歳の男性に好発する非常に治療が難しい腫瘍です。神経膠腫に次いで多いのが、脳を包んでいる髄膜に発生する髄膜腫です。
放射線被曝による影響の可能性がある若年者つまり40歳未満はガン検診の対象からは除外されているほどなのです。ガン検診を受けるために、効果の確立したガン検診を受診することにより、対象となるがんで死亡する危険性が減少するのは確かであります。しかしながら、現在判定保留になっているガン検診方法によって、対象となるがんで死亡する危険性が本当に減少するかどうかは明らかにはされていません。このように、ガン検診の有効性は高まってきているものの、さらに、がん検診を受診することは、利益ばかりでなく、不利益もあるということを患者が理解しておくことが大切なのです。
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