ガン検診と多発性骨髄腫(その4)
がん予防・検診研究センターにおけるガン検診の役割について考えてみましょう。これまでも新しい診断や治療法の開発、がん検診、禁煙対策など、様々ながん対策が取り組まれてきました。しかし現在、わが国のがんによる死亡は年間30万人に達し、高齢化に伴い、さらなる増加が危惧され、その対策が急務となっています。がんセンターでは、新たなガン検診の方法の開発とがんを含めた生活習慣病の予防対策に取り組むために、がん予防・検診研究センターを開設しています。ガンセンターは各地にあるといっていいでしょう。その管轄は各センターによって違っているはずです。
検査結果は約1週間で出ます、メールで知らせてもらうこともできます。これらは、乳癌が気になる方におすすめです。エックスハンド胸のしこり探知エイドは、特殊なポーチを使い、胸部の自己検診を補佐する製品です。電気や赤外線などは使用せず、シンプルで手のひらの様なポーチを使うことによりスムーズに触診することができます。胸部が敏感でない時期、通常生理が始まってから1週間後に検診を行うのが最適です。生活習慣病(乳がん)セルフチェックは、自分で検査する乳ガン検査キットです。自分の平熱を知るように、健康時の体の状態を知るには血液検査が有効です。
このように、高齢者のがんの多くは、死因にならないまでも体内に存在しています。これを潜伏がんといいます。さらに高齢者のがんは進行が遅く治りやすいというのは本当でしょうか。私たちは、剖検(解剖検査)で得られる潜伏がんのデータから、放置状態のがんがどのような経過をたどるのでしょうか。乳がんについて、解剖された約1000人の高齢女性の乳房から、乳がんが見つかる率は約6%でした。つまり、乳がん以外の何らかの病気で入院し、亡くなられた高齢女性のなかで、自分の乳がんに気づかなかったケースが17人に1人はあるということになります。
しかし、比較的発育が遅い種類のがんでは、5年後ではまだ見つからないこともあるため、5年間再発がなくても油断はできません。腎がん、前立腺がん、甲状腺がん、乳がんがこれに該当します。こういうがんでは5年生存率よりも10年生存率を、そのがんが治る可能性として重視します。5年生存している人が全て再発なしとは限らないのですが、一方、5年間に死んだ人が全部がんとも限らないわけです。ですから有効な早期診断法と治療法が、ともに普及しているがんでは、きちんとガン検診を受けて、早期発見・早期治療を行うことが重要なのです。
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